フリーランスの自由な生き方に憧れるサラリーマンは少なくないものです。しかしいざそのような働き方を選んだ場合に、待ち受けている厳しい現実にはあまり目が向かないのかもしれません。会社勤めであれば会社の命令や規則に縛られており、同僚や上司など人間関係に悩むこともあるでしょう。フリーランスであればそれらから解放される代わりに新たな規律とコミュニケーションが大切になるのです。
まず仕事をするためには仕事専用の空間を用意する必要があるでしょう。フリーランスは自宅で開業する場合も多いのですが家族や自分自身のプライベートな空間で仕事をするのは集中を妨げる要因にもなります。リラックスすることも大切とはいえ、いつの間にかルーズになっても誰も律してくれる人はいないのです。
そして会社のように通勤する必要がないためにオンとオフとの切り替えが難しく、従って仕事を始める時間と終える時間とをあらかじめ決めておくことも大切です。フリーランスになると自分のペースで仕事を進めることができるため、ついつい仕事に打ち込むあまり一日中でも仕事部屋に籠りきりになることも可能です。
仕事をすればするほど収入に直結するため、将来に対する不安からついついオーバーワークになりがちなものですが病気になっても誰も自分の代わりに仕事を片付けてくれるわけではありません。まずは自分自身が心身共に健康で過ごせるよう、規則正しい生活を送ることは社会人としての基本です。
またフリーランスとして仕事をする場合であっても、クライアント企業の担当者やその他、対外的に連絡を取り合うためには相手のスケジュールに合わせなければなりません。会社勤めであれば当然就業時間内に連絡するのにもかかわらず、昼夜が逆転していては信頼関係を築くことも難しいでしょう。
人の集中力が持続するのは1日のうちであれば6時間ほどと言われています。また人は空腹になると適切な判断を下すことができなくなったりします。集中していると気づかないものですが、1日の中で昼食のために休憩を1時間しっかりと取ることは大切な習慣です。
そして1週間のうちで週末は休むようスケジュールを立てるべきです。場合によってはどうしても決められた納期までに仕事の完成を間に合わせようと徹夜したり休めないこともあるでしょう。しかしそれもあくまで、どうしても必要な場合に限るべきであり常態化するのは問題です。効率よく仕事を進めて、生産性を向上させるためにも、意識してスケジュールに休みを組み込むことが大切です。
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転職の成功には、自分自身を見つめることが必要です。これまで経験してきた職務や重ねてきた実績を、具体的に紙に書き出すことによって、キャリアの棚卸をしてみましょう。そして自分自身を客観的に知るためには、自己分析も大切です。感情に任せて自分を卑下したり持ち上げることのないよう冷静にこれまでの自分と今の自分、そしてこれからの自分というものを定期的に見つめ直しましょう。難しければ、転職サービスのキャリアカウンセリングなどを利用する手もあります。
会社勤めをして社会人生活にも慣れてくると、会社のために頑張れなかったり人間関係に嫌気が差すなど、職場環境への不満がいつしか転職のきっかけになるようです。しかし即戦力を求められるため、まずは社会人として3年以上の実務経験を積んでおかなければ転職は難しいでしょう。新卒時とは異なり中途採用の時期は企業によって様々ですが、3月末決算が多いことから下半期の10月を目指しつつ、7月か8月が狙い目かもしれません。
社会人としてのキャリアビジョンの実現には、幾通りも方法があるものです。今の職場ではどうしても不可能であれば、転職することです。ただし即戦力としての高い実力を求められるため、チャンスが訪れるまで下準備が必要かもしれません。もちろん今の職場で可能であれば、その具体的道筋を探しましょう。そしてキャリアビジョンの実現に向けて、どのような立場であれ学習することが大切です。更にフリーランスという選択肢もあります。